歯科Webマーケティングのセカンドオピニオン1

歯科Webマーケティング | 2013年3月26日

歯科Webマーケティングのセカンドオピニオンと題して、ネットなどでよく言われている歯科Webマーケティングに「効くはず」の方法について再考してみたいと思います。

「マーケティング」という言葉の意味は?

インプラントポータルサイトに象徴されるような「歯科ネットバブル」のおかげでインターネットを活用したWebマーケティングが一般的なマーケティング手法として認知されるようになってきました。

そもそもマーケティングというのは「ヒト」「モノ」「カネ」のまわる「仕組み」の事だったはずです。しかしながら、インターネットで「歯科 マーケティング」と検索すると早い話が「Webサイトに人を集める」事に軸足を置いたサービスばかりが目につきます。

Webサイトに人を集める事はもちろん大切な事だと思いますがそれが「仕組み」につながっているのでしょうか?

SEOやPPC広告などを駆使してアクセス数を集めて「終わり」になっているサービスばかりが営業電話やFAXになってみなさまの医院へ届いておりませんでしょうか?

経営に責任のある院長先生にはぜひ経営にプラスになる「仕組み作り」に注力していただきたいと切に願います。

ツールを乱発しても患者は増えない

過去何度もfacebookやtwitterの活用方法をこのメールマガジンでもお伝えしてきましたが、SNSに関して戦略の具体的な内容まで踏み込んだサービスはなかなか見る事がありません。「自比率○倍!」などと派手なコピーを掲載してSNSや他媒体のPRを 派手に行っている広告企業も多いようですが、弊社クライアントのみなさまは「目的」と「ゴール」を常に意識したアクションを選択していただきたいものです。

ブログ、facebook、twitterなど様々な発信ツールを駆使しても「発信する内容が患者にとって実利があるかどうか」を検証せずに業務負荷ばかりが増えて、実際に来院は増えるのでしょうか?

実際の歯科医院の業務負荷を知らずに世に出ているトレンドのツールばかりを業務負荷を考慮せずに押し付ける最近の風潮にもやはり危機感を感じずにはいられません。

不要な広告費を払うだけならまだしも、業務負荷を拡大して有能なスタッフの活躍の場を奪う事にもなりかねません。大切な事は、来院患者の増える仕組みを現実的に作れているかどうかです。

情報発信を成果に結びつけるためには時間がかかるものですが、発信している情報が適正なものかで、今効果がでていないのか効果が出ない事を高い負荷をかけておこなっているのかがわかります。

SEOは魔法の薬?

今までのメールマガジンバックナンバーをご覧いただければ随所にSEOを効果的に行うためにはまず、サイト内の内容の充実が必要であるとお伝えしてきましたが「歯科専門」をうたうIT企業には順位実績ばかりを掲載して 「サイトを見た人がその先どうなったか」を掲載するところは少ない様に思います。

歯科医院Webサイトの効果はなかなか人の目には見えづらいものですが、最終目的が「患者の来院」や「歯科医院のブランド化」である以上、何かしらの形にする事が可能です。

良い例が、予診票の来院アンケートです。これで来院の同期のWebサイトが貢献してるかどうかがわかりますが、まだチェックを一つしかできない(来院動機に一つだけチェックをする形式)状態で アンケートを行っている医院が多い様に思います。Webサイトは単体でも広告効果を発揮する媒体ですが、例えば口コミの後押しや紙媒体の受け口としてなど様々なシーンで力を発揮します。 そこで、来院前に閲覧したものすべてにチェックをしてもらうことでWebサイトがどのように貢献しているかはっきりとした数字で理解する事ができるのです。

SEOは順位という絶対的な数字で判断できるのでわかりやすく、IT企業の営業手法として一般的になってきましたが「何のためのSEO」かをもう一度考えてみてください。