コンテンツマーケティングに絞ったテーマに戻します(SEOについては前回を参照してください)。
実はこの手法は歯科業界にとっては抜群の相性の良さが特徴です。
そもそも、力を入れている歯科医院サイトであれば少なからずこのコンテンツマーケティングを行っています。
良い例が、細かい解説付きの症例集、スタッフの詳細プロフィール、医院設備の解説と写真などです。
これは患者の要望に直接的に有益となる情報を体系化してて展開している事になります。
googleが求める、コンテンツそのものです。
歯科医院Webサイトの内容充実そこが、最良のSEO(アクセスを集めるという意味の)である事を広告業者は決して口外する事はありません。
googleだけでなくインターネットという存在そのものがWebサイトを運営するサイトオーナーへ直接、有益なコンテンツを作成する事を強く求めています。
そして、その求めに応えられた一部のサイトだけが多くアクセスを集め、大勢のユーザー(患者、患者予備軍)に指示されていく仕組みです。
歯科治療の専門ブログ(コラム的な要素の文章)が一番早く効果的な方法
歯科医院は名前の通り歯科治療を行う医療施設です。
施設であるからには設備と人材がそこには常駐し、定められた時間内で医療サービスを受ける事が出来ます。
したがって、歯科医院の内側には歯科治療の情報が際立って多いはずです。
逆説的にはそれ以外の情報はほぼ皆無のはずと考えられます(それほど単純ではありませんが)。
googleが望む、大量のテキストやページ数、内容の専門性、ユーザー(患者、患者予備軍)の有益度を考えると歯科治療の専門的な情報を定期的に更新する形が最も効率が良く、これ以外の方法でアクセスを集める事はほぼ不可能です。
近年のWebサイトではブログ形式で多機能(カテゴリー分けなどが容易)なシステムが増えてきました。
弊社で作成をしたWebサイトも今では高確率でこのシステムを実装しています。
初期コストを極端に少なくして歯科専門情報を定期的に更新するにはこのシステムを利用する事が最も早く、経済的であります。
月間1万アクセスの歯科医院サイトになる為の具体的な方法
2000文字以上で出来るだけたくさんのページを歯科医院Webサイトが保有する事を考えると一番、早く楽に出来る対策がブログのように簡単に書ける歯科情報の定期的な発信です。
この手法を用いて、どのようにアクセスを集めて行くか具体的に考えて行きます。
目標はまず月間1000アクセス。その次は、3000、5000、最終的に月間1万アクセス
現在のアクセス数は、現段階では考慮せずにまず月間1000アクセスを目指します。
1000まで
これは医院ブログなどを頻繁に更新している医院であればスタートから半年程度で達成する事が可能です。
さらに、1000までであれば執筆するテーマも歯科に関係ないもので達成可能です。
3000まで
1000から2000、3000までは非常に困難です。
何が困難かというと、1000までは一つ記事を書くと少しアクセスが上がるような時期がモチベーション維持に結びつくのですが1000から上はそう簡単にはいきません。
書いてもなかなか上がらないという時期があるのでみなさん、ここで諦めてしまう事が多いです。
ここで、ブログ形式で日記のように書いていた内容を「歯科治療の話題」に絞り込む事が大切です。
当たり前の事ですが、歯科医院のサイトなので歯科治療の話題が多くならないとgoogleから「専門性」という側面で評価される事はありません。
逆に「ランチやディナーの写真専門サイト」という認識されてしまう可能性すらあります。5000まで
歯科治療の話題で絞り込んだら、自医院の特徴的な治療や患者に本当に必要だと思われる
予防や困りごとを解決する内容などを「カテゴリーに分けて」書く事が必要になります。
例えば、インプラント、予防定期メンテナンス…などのようにカテゴリーを作成してそれぞれの内容を執筆する事で徐々にアクセスが伸びてきます。
10000以上
単純にページ数だけでは10000を越える事は出来ません。
ここまで来ると、「実はニーズのあった治療内容」もしくは「実はよく検索されていた歯科キーワード」に当たる必要があります。
ニーズのある項目の「専門サイト」と認識されれば10000アクセスは決して夢の数字ではありません。
どのキーワードや項目が当たるかは、内容やそれぞれのカテゴリーのページ数にもよるので一概には言えませんが、数多く記事を書いているサイトほど当たりやすく専門性と有益性が高いと判断されているようです。
この領域に達するまではひたすら記事を書き続けるしかありません。
内容はチェアサイドで語られる一般的な歯科治療の話題
アクセスを集めると言ってもそれほど堅苦しく考える必要はありません。
チェアサイドで語られる、患者が知るべき事、知っておくと患者にとって有益な事を項目ごとに抜き出してわかりやすく解説するだけです。
慣れるまではチェアサイドの内容をそのまま掲載するだけでも効果があります。
一通り書いたら、それぞれの項目を細分化する形で別の記事を作ると話題の原案に困る事が少なくなります。
テレビやネットなどの時事ネタを取りいれる
検索するときのモチベーションにテレビで話題になったりネットで注目されたたものなどがあります。
テレビで紹介すると、そのサイトがアクセス増加でサーバーダウンなどというニュースをよく耳にしますが意外とテレビの話題性も侮れません。
そこで、例えばホワイトニングの話題を出すなら「昨日のテレビで話題になっていた芸能人○○さんのホワイトニング」などと検索されそうなキーワードを盛り込んでその点について投稿するという手法です。
やや専門的な言葉ですがバズマーケティングと呼ばれる手法の応用です。
世間的に話題になっているものにかけて歯科の話題を切り出すという考え方は非常に重要なので常に意識してください。
閲覧者の困りごとを詳しく解説する文章にする
歯科の話題を一方的に公開するのではなく、患者にとっての困りごとを解決するための記事も効果があります。
Yahoo知恵袋やOKWebのような意味合いのものだと考えていただければ、わかりやすいと思います。
チェアサイドでよく出る疑問や質問などをテーマにして、回答するページを作成すると有益性を強く認められる結果となります。
困りごとの解決は、困りごとそのものがインターネット上に数え切れないほど存在するので記事の話題探しには事欠かないというメリットがあります。
「記事の内容に困ったらQ&A」と覚えてください。
やってはいけない事
そんな中でも記事を書くときにやってはいけない事もあります。
この点を留意しておかないとせっかくたくさんの記事を書いても全て無駄になってしまうので注意が必要です。
医院の宣伝をする
宣伝的な要素が大きい投稿はgoogleの人工知能(あくまで噂ですが)に排除されてしまいます。
あくまでも、患者の有益性だけを考えて自医院の宣伝になるような言い回しは避けた方が賢明です。
どこにでもある治療法の解説をする
例えば「インプラントは、顎の骨にチタンで出来たネジ状のものを…」などとどこにでも出ている解説を書いても他のサイトと「ほぼ同じ内容」と判断されてしまいます。
さらに患者への有益性も非常に低くなるので同じ説明でも、テーマを絞った書き方がよいでしょう。
テレビやネットを見た感想文を書く
あくまでも患者への有益情報を提供する事が高評価に繋がります。
テレビを見た感想のような落ちのない話や、業界への漠然とした批判などは評価を落としてしまいますのでお気を付け下さい。
「宣伝」を売るな、「経験」を売れ
数年前からWebマーケティング業界のセミナーなどに参加すると挨拶文のように語られる常套句です。
これは、記事が伝える内容を宣伝的な「人を捕まえる文言」ではなく「サービスを利用するとどのような満足、成功が得られるのか」という視点で執筆すべきという考え方です。
伝えられた経験が受け入れられれば、必ずサービス(この場合、来院)を利用してもらえます。
伝えられた結果、他の医院が選ばれるようであれば自医院の治療内容をもう一度見直す必要があるでしょう。
旅行サイトやインテリア、住宅サイトに写真が多数掲載してあるのは写真から「実際の想像」を促しているからに他なりません。
最終的にgoogleから高評価を受け、アクセスが集まるサイトは良い体験を多数掲載しているサイトです。