クレセルクライアント様向けのメールマガジンからブログにコンバートしての第一回は歯科医院Webマーケティングの今後のトレンドになる「コンテンツマーケティング」がどのようなものか、どのように「歯科界にトレンドとして広がっていくか」を考えます
アクセス数を上げる、たった一つの方法
時代は今「検索サイト全盛期」
URLを直接入力する人が極端に少ない事や、スマートフォンなどの端末で「音声入力での検索」が一般化してきている事からWebサイトの検索、言いかえると「情報を探す」という行為は検索サイトを活用する場合がほとんどです
だからこそ、アクセスを集める為にSEOや検索サイトに掲載するPPC広告(スポンサー広告)をサービスとする企業、それを求める顧客が市場には多数存在ます(正確には「しました」という過去形です)
ですが、最近ではgoogleが検索結果の算出に人工知能を用いてWebサイトの重要性を判別しているのではいかという噂が流れるほど人為的なテクニックで検索順位上位にWebサイトを表示させる事が困難になってきました
では、どうやってアクセス数をあげ、多数の顧客を自サイトへ呼び込むかというWebマーケティングの方法論が必要です
コンテンツマーケティングは古くて新しい手法
SEOの効果的な対策としてこの数年注目されているのが「コンテンツ」です
正確にはgoogleが検索上位に掲載するサイトは「内容の質と量を大きく評価する」と宣言し、それを実行したあたりからこの流れが出来あがってきました
しかし、サイト内の文章の充実は最近注目されたものではなく、インターネット黎明期からWebコンサルタントによって延々と提唱されていたマーケティングの方法です
SEOの対策として「まったく新しい考え方」と捉えられがちですがこの方法は「古くて、新しい手法」であります
具体的な指標
- 1ページにつき、2000文字以上で定期的に内部の文章を追加編集を行っている
- あるテーマについて専門的な情報が詳しく正確に解説されている
- 閲覧者にとってわかりやすい書き方、構造になっている
この三つが揃っているページが多数あるサイトは検索サイトからのアクセスが非常に高くなるという場合が多いようです
弊社の管理している歯科医院Webサイトでこのコンテンツマーケティングに成功しているサイトと一般的な歯科医院Webサイトの平均アクセス数との比較では軽く50倍を越えるようになってきました
逆説的に考えると、そうでないサイトはアクセスを集める事が徐々に難しい時代へと移り変わってきました
コンテンツマーケティングが流行するわけ
SEOの終焉
以前のSEOは内部(HTMLなどの構造的な対策)と外部(他サイトから大量のリンクをもらう)事の二通りが主な手法でした
しかし、google内の「人為的に順位操作が出来ないようにする対策」が日々高精度にになり専門業者ですら軒並み廃業するような事態になっています
以前SEO業者として有名だった企業が、外国で問題を起こし先日ニュースになっていましたが現在ではSEOでは成果を上げる事が出来ずに2chなどの悪評を取り除くサービスなどで荒稼ぎしながら別事業を模索していると報道されていました
歯科などの国家資格を背景としたやや閉鎖的な業界ではまだSEOという言葉は健在ですが、よりリアルなスピード感でマーケティングを行っている一般企業ではSEOという言葉の意味そのものが変わってしまいました
皮肉な事ですが、検索サイトで「SEO終焉」と調べていただくと関連記事が山のように出てきます(googleが意図してそのような検索結果にしているとは思いたくありませんが)
アクセスアップの方法としてgoogleが推奨
そのgoogleはアクセスアップの方法として「顧客目線(ユーザー)でのサイト作り」を異常なほど強調しています
アクセスアップを図る時は、閲覧者にとって価値のあるコンテンツ(専門性、ユーザーの欲求や問題を解決する、わかりやすい)である事が唯一の方法でなおかつ効果的であると繰り返しPRしているのです
実際にこの考え方が有効な理由は以下のように説明できます
googleのビジネスモデルは、出来るだけ多くの人に多くの機会「googleにアクセスしてもらう事」によって生み出されます
主に広告の収益が多いですが、出来るだけたくさんの人に使ってもらう為にはgoogleで検索して表示されたサイトが利用する人にとって、有益である事が非常に重要です
したがって、google(検索結果はGoogleとYahooは提携しているのでほぼ同じ内容が表示されます)は価値のあるコンテンツを掲載してくれるサイトを「優遇する」というわけです
閲覧者を増やしたいのであれば閲覧者にとって価値のあるコンテンツを作り続ける事がこれからの時代は必須となりました
資本力に頼らないマーケティング
SEO業者が全盛だった頃は、資本力こそが順位を決めるものでした
内容や構造よりもとにかく有料で他サイトからのリンクを購入する事が順位を向上させる最も有効な手段だったからです
しかし、コンテンツマーケティングは内容の専門性や閲覧者にとっての有益性が問われてきます
単純に資本があれば順位が上がるというものではすでになくなっているのです
逆説的に考えると、資本がなくても(低予算)大手サイトよりも検索順位を上位に位置させたりアクセスを集める事が可能になりました
これは、googleが制定したWebマーケティングのルールではありますがコンテンツの価値さえ高ければ誰もがマーケティングの勝者になれる事を意味しています