コミュニケーション

「知られること」と「信じられること」は違う

コミュニケーション

患者が、歯科医院のホームページを「知ること」と「信じること」は全く別のことです。

インターネットが普及する以前は、歯科医院を「知ること」と、患者自身がその歯科医院を選ぶ価値があるものとして「信じること」とは、比較的容易に結びつくものでした。
しかし現在は、その結びつきは、以前のように「知ること」とそれを「信じる」ことはストレートに結びついてはいきません。

かつて「知ること」と「信じること」は、歯科医院のコミュニケーション活動を通じて結びついていました。 現在、インターネットやモバイルを含む新しい情報通信テクノロジーによる歯科医療情報の大量流通によって、歯科医院を「知ること」とそれを「信じること」が結びつきにくい情報環境が到来しているのです。

歯科医師自身が歯科医院情報をインターネット上で経験してみれば、「知ること」と「信じること」の裂け目を現実のものとして感じることができるでしょう。その事実をふまえて、患者が置かれた現在のコミュニケーション環境を考え直すことが、ホームページを歯科医院にとっての有効なコミュニケーションツールにする第一歩です。